サグラダ・ファミリアは
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サグラダ・ファミリアは、アントニ ガウディの”未完成な”代表作。
サグラダ・ファミリアは、今日も工事中です。始まりは、1884年に31歳のアントニオ・ガウディがフランシスコ・ビリャールの仕事を受け継いで教会の建築に着手したことでした。ガウディはそれまでの計画を白紙に戻し、まったく新しいものを造ろうとしたのです。彼は最晩年の15年間をこの教会のためだけに費やしました。自身が敬虔なカトリック教徒であったことから、ガウディの設計にはキリスト教の象徴性と神秘性、深い信仰が随所に表現されています。サグラダ・ファミリアはカタルーニャ語で「聖なる家族」を意味します。教会が完成すると、キリストの生と死、そして復活を象徴する3つの塔が建つ予定です。また、その周りには12人の使徒と4人の福音伝道家、そして聖母マリアを表す全部で18の塔が建つことになっています。え?足しても17しかない?18本目の塔は一番高い、キリストの塔です。完成すると170メートルの高さになります。
ガウディが頭の中に思い描いていた教会の全容を知る手がかりはほとんどありません。ガウディは1926年に鉄道事故で急死しましたが、当時74歳という高齢だったにもかかわらず、決定的な設計図や計画書を残していなかったのです。
ガウディの作った計画案や模型は、教会に保管されていました。しかし、ガウディの死から10年後、スペイン内戦で押し入った暴徒が火を放ち、ガウディの遺したもののほとんどを破壊してしまいました。特に模型は全て失われてしまったのです。それ以後は多くの建築家と彫刻家が残された歴史的資料と各自の想像力を駆使して建設を続けています。ガウディの没後100周年となる2026年までに、最後のファサード、4本の塔、中央の巨大な塔を完成させることが目標になっています。完成すれば、サグラダ・ファミリアは世界最大のバシリカ式教会になるでしょう。
メインの会衆席で天井を支えている斜めの柱に注目してください。ここには、ガウディのデザイン能力と工学の才能が発揮されています。柱の正しい角度を計算するために、ガウディはサグラダ・ファミリアの模型と柱を模した紐を使いました。模型を逆さまにして、どの角度で支えるのが最も安定するかを確かめたのです。これによって、ガウディはコンピュータを使わず正しい角度を出すことができました。
サグラダ・ファミリアの地下にはガウディの墓があります。また、ガウディの業績とサグラダ・ファミリアの歴史を伝える博物館も作られています。
教会の周りを歩くと、ファサードの彫刻を観て回ることができます。教会の南側にある栄光のファサードは、完成するとキリストの生誕と殉教、そして復活を表すものになる予定です。
東側には、生誕のファサードがあります。この部分はガウディの存命中に造られたため、他のファサードと比べても完成度が高くなっています。キリストの生誕と幼少時代を表す彫刻で飾られ、3つの扉はそれぞれ信仰、希望、そして無償の愛を象徴しています。
受難のファサードは1987年に完成しました。抽象的な彫刻がキリストの殉教と復活の物語を表しています。1987年にこのファサードが完成した当初、人々からは賛否両論が巻き起こりました。この部分がガウディの意思に沿ったものではないという人もいます。
サグラダ・ファミリアに来たなら、階段を上って塔の上まで行ってみるのがお勧めです。塔の上からはバルセロナの街を一望する素晴らしい景色を堪能できます。さらに、すぐ下にはこの世界一有名な工事現場の全容が広がっています。地下のガウディの墓に行くのもいいでしょう。ガウディは最晩年の12年間をこの教会で寝起きしながら過ごし、死後の今もここで「彼の」教会の建設を見守り、完成を待っているのです。
サグラダ・ファミリアは、今日も工事中です。始まりは、1884年に31歳のアントニオ・ガウディがフランシスコ・ビリャールの仕事を受け継いで教会の建築に着手したことでした。ガウディはそれまでの計画を白紙に戻し、まったく新しいものを造ろうとしたのです。彼は最晩年の15年間をこの教会のためだけに費やしました。自身が敬虔なカトリック教徒であったことから、ガウディの設計にはキリスト教の象徴性と神秘性、深い信仰が随所に表現されています。サグラダ・ファミリアはカタルーニャ語で「聖なる家族」を意味します。教会が完成すると、キリストの生と死、そして復活を象徴する3つの塔が建つ予定です。また、その周りには12人の使徒と4人の福音伝道家、そして聖母マリアを表す全部で18の塔が建つことになっています。え?足しても17しかない?18本目の塔は一番高い、キリストの塔です。完成すると170メートルの高さになります。
ガウディが頭の中に思い描いていた教会の全容を知る手がかりはほとんどありません。ガウディは1926年に鉄道事故で急死しましたが、当時74歳という高齢だったにもかかわらず、決定的な設計図や計画書を残していなかったのです。
ガウディの作った計画案や模型は、教会に保管されていました。しかし、ガウディの死から10年後、スペイン内戦で押し入った暴徒が火を放ち、ガウディの遺したもののほとんどを破壊してしまいました。特に模型は全て失われてしまったのです。それ以後は多くの建築家と彫刻家が残された歴史的資料と各自の想像力を駆使して建設を続けています。ガウディの没後100周年となる2026年までに、最後のファサード、4本の塔、中央の巨大な塔を完成させることが目標になっています。完成すれば、サグラダ・ファミリアは世界最大のバシリカ式教会になるでしょう。
メインの会衆席で天井を支えている斜めの柱に注目してください。ここには、ガウディのデザイン能力と工学の才能が発揮されています。柱の正しい角度を計算するために、ガウディはサグラダ・ファミリアの模型と柱を模した紐を使いました。模型を逆さまにして、どの角度で支えるのが最も安定するかを確かめたのです。これによって、ガウディはコンピュータを使わず正しい角度を出すことができました。
サグラダ・ファミリアの地下にはガウディの墓があります。また、ガウディの業績とサグラダ・ファミリアの歴史を伝える博物館も作られています。
教会の周りを歩くと、ファサードの彫刻を観て回ることができます。教会の南側にある栄光のファサードは、完成するとキリストの生誕と殉教、そして復活を表すものになる予定です。
東側には、生誕のファサードがあります。この部分はガウディの存命中に造られたため、他のファサードと比べても完成度が高くなっています。キリストの生誕と幼少時代を表す彫刻で飾られ、3つの扉はそれぞれ信仰、希望、そして無償の愛を象徴しています。
受難のファサードは1987年に完成しました。抽象的な彫刻がキリストの殉教と復活の物語を表しています。1987年にこのファサードが完成した当初、人々からは賛否両論が巻き起こりました。この部分がガウディの意思に沿ったものではないという人もいます。
サグラダ・ファミリアに来たなら、階段を上って塔の上まで行ってみるのがお勧めです。塔の上からはバルセロナの街を一望する素晴らしい景色を堪能できます。さらに、すぐ下にはこの世界一有名な工事現場の全容が広がっています。地下のガウディの墓に行くのもいいでしょう。ガウディは最晩年の12年間をこの教会で寝起きしながら過ごし、死後の今もここで「彼の」教会の建設を見守り、完成を待っているのです。
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